終活コーディネーター資格認定制度とは?
少子高齢化が進み高齢者数、独居者数が増大する一方、地域社会において人間関係が希薄化している中にあって、「会員制」という仕組みの下で消費者に向き合っている互助会の職員が、自分らしく人生のエンディングを迎えたいと願っている消費者一人ひとりに寄り添い、良き相談相手(コーディネーター)となることができるよう、終活に必要な知識を幅広く体系的に習得するためのテキストを提供し、知識の習得状況を評価・認定する事業を2021(令和3)年1月からスタートしています。
❶事業の目的
一般財団法人 冠婚葬祭文化振興財団(以下「当財団」という。)は、一般社団法人 全日本冠婚葬祭互助協会(以下「全互協」という。)に加盟する冠婚葬祭互助会事業者又はそのグループ企業(以下「互助会事業者等」という。)に勤務している者を対象に、“自分らしく人生のエンディング”を迎えるための準備(以下「終活」という。)をしたいという消費者への対応において、その準備を支援しコーディネートするために必要な知識・スキルを習得していることを確認し認定するために、終活コーディネーター資格制度を創設します。
❷認定の対象となる者
互助会事業者等に勤務している者。(役職員、派遣・出向社員、契約社員、パート・アルバイト等を含む)
❸受験資格
受験するためには、以下の要件を満たす必要があります。但し、全互協の募集資格登録を抹消された者については、当該抹消の日から3年間は試験を受験することはできません。
(1)互助会事業者等に勤務している者
(2)当該資格取得者の登録情報を、所属する互助会事業者等が閲覧することに同意する者
❹資格取得にかかる費用
費用は、受験から登録認定及び認定証・認定カードの発行までにかかる一式の費用を含み、6,000円です。(試験の結果不合格であった場合、又は受験後に取り消す場合であっても受験料等は返還出来ません。)また、5年毎に更新費用がかかります。
❺試験場所
試験場所は受験者が所属する互助会事業者等の事業所内に限定し、当財団が策定する『終活コーディネーター資格認定試験実施マニュアル』(以下、「試験監督マニュアル」という。)で規定された要件を満たす必要があります。なお、試験は月~日の全ての曜日で受験出来ます。(祝日及び年末年始休業等を除く)
❻試験方法
試験はインターネット経由で配信する試験形式により行います(IBT方式)。なお、試験時間は60分とし、試験問題は選択式(択一)、○×形式により出題されます。(全40問)
なお、IBT方式の場合、試験は前もって受験日の予約をする必要はありません。当日の操作で直ちに受験することが出来ます。但し、事前に受験用のバウチャーチケットを購入する必要はあります。また、試験の実施にあたっては、試験監督マニュアルに基づいて実施しなければなりません。
❼合格基準
終活コーディネーター資格試験において、全体の70/100以上の正解をした者を合格とします。
❽終活コーディネーターテキスト
試験は当財団の指定教材『終活コーディネーターテキスト』の中から出題されます。当財団が試験範囲を網羅したテキスト教材を制作し、終活コーディネーター資格の認定を受けようとする者に限り1冊3,000円(税込)で頒布します。(株式会社CBTソリューションズの受験者専用サイト(外部サイト)内の「テキスト申込フォーム」からお申し込み頂けます。)
■テキスト・カリキュラム
第一単元 終活
第二単元 年金・医療・介護
第三単元 住まい
第四単元 成年後見制度(法定後見制度)
第五単元 葬儀
第六単元 墓・法要
第七単元 相続
第八単元 遺品
第九単元 おひとりさま・子のいない夫婦
第十単元 エンディングノート
■テキスト執筆者 明石 久美 氏
相続・終活コンサルタント、行政書士、ファイナンシャルプランナー(CFP)、明石行政書士事務所所長、葬祭特定アドバイザー、明石シニアコンサルティング代表
■リーガルチェックⅠ 星 多絵子 氏
医療・福祉領域の経営コンサルタント
年金、医療、介護、住まいにかかわる法制度をチェック
■リーガルチェックⅡ 井上 京子 氏
行政書士
成年後見制度、支援者・代理人との契約、相続にかかわる法制度をチェック
❾認定と登録(更新)
終活コーディネーター資格の認定は、試験結果の評価判定に基づき行われます。合格者には、認定の証として合格者に資格認定証と認定カードを交付します。
当財団は、終活コーディネーター資格を認定した者を登録簿に登録し、管理します。なお、終活コーディネーター資格管理システム上において、所属する互助会事業者等に対し、登録管理簿を人事管理のため閲覧及び修正する権限を付与します。
■資格の更新について
登録認定の有効期限は、認定日から5年を経過した後の3月31日とするものとします。
なお、有効期限を経過しても資格を維持する場合には、更新の手続を行わなければなりません。
❿ロゴマーク(商標登録)
■コンセプト
終活とは死と向き合い、最後まで自分らしい人生を送るための準備を行うことです。それが、親、子、夫婦などの親族や友人・知人など、ご本人の人生に深く関わった人々へ向けた最後の“お別れ”となるのです。
終活コーディネーターの役割は、こうした人々との絆をつなぎ、”人生のエンディング”のお手伝いをすることです。
<試験サイトについて>
試験の諸手続きは、株式会社CBTソリューションズの受験者専用サイト(外部サイト)からお手続きください。
<お問合せ>
【試験の申込方法や当日についてのお問合せ】 | 株式会社CBTソリューションズ 受験サポートセンター Tel: 03-5209-0553(8:30~17:30 ※年末年始を除く) 受験に関するお問い合わせ URL: https://hw.cbt-s.info/inquiry/user/inquiry/2 |
【試験の内容についてのお問合せ】 |
一般財団法人 冠婚葬祭文化振興財団 ※その他の(一社)全日本冠婚葬祭互助協会/(一財)冠婚葬祭文化振興財団の試験一覧ページはこちら |
<制度運営>
一般財団法人 冠婚葬祭文化振興財団
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Tel:03-6273-3930 Fax:03-6273-3935