2018(平成30)年度(第20回)8.らっこの会

〇テーマ:

ひとり親等経済的に困難な子の学習支援「のぞみ塾」と「ひとりよりみんなで食べよう=土曜みな食」 の継続と「ひとり親・シングルマザーの仕事塾」立ち上げと運営

〇概要:

ひとり親等経済的に困難な子の学習支援「のぞみ塾」と食事支援「ひとりよりみんなで食べよう=土曜みな食」を行うと共に、「ひとり親・シングルマザーの仕事塾」の運営による自立支援を行う。

〇実施内容:

◆「のぞみ塾」笹島英語教室(小六女子、中一女子・男子、中二男子、中三男子各1名)
・マンツーマンの英語指導。学校の授業の補習と定期試験対策及び受験指導(それぞれの生徒に対して、1時間~1時間半の指導。5月1回、6月5回、7月6回、8月7回、9月8回、10月8回、11月11回、12月9回、1月7回、2月9回、3月11回 合計82回実施

◆「のぞみ塾 けいこ先生と作って遊ぼう~!」=身近な材料を使った工作教室( )=参加人数
・6/8「折り紙でつくるアジサイ」(4)
・7/20「牛乳パックでお面をつくろう!」(4)
・8/24「牛乳パックでキャンディーバッグ」(4)
・9/14「ぶどうを作って、ぶどう狩り」(7)
・11/16「紙コップロケット」(4)
・12/14「新年のグリーディングカード」(4)
・1/11「紙を編んでつくるコースター」(4)
・2/8「割りばしでっぽうと的」(7)
・3/14「三色すみれの花かご」(5)  延べ43名参加

◆「のぞみ塾特別企画」(現役社会人によるプレゼンテーション) ( )=参加人数
・7/13「まみさん『みんなの学校』を語る。(11)
・11/9「写真で見る地球温暖化」(10)
・12/21「世界中のなぜ?と幸せについて」(19)
・1/18「幸せの国滞在記」(8)
・2/15「小麦文化 vs. 米文化」(10)  延べ58名参加

◆「のぞみ塾 ひとり親・シングル女性の仕事塾」 ( )=参加人数
・9/14「SNSも使いよう…フェイスブックなどの活用法と注意点」(11)
・10/19「異文化社会で働くということ」(27)  延べ38名参加

◆「ひとりよりみんなで食べよう=土曜みな食」 ( )=参加人数
・7/13(11) ・8/10(11) ・9/14(11) ・10/19(27) ・11/9(10)
・12/21(20) ・1/18(8) ・2/15(10) ・3/14(10) ・3/14(10)
延べ118名参加

〇事業の効果:

●「のぞみ塾」笹島教室
・中三男子は志望都立高校に合格。他の生徒も笹島教室で文法の基礎から学びなおし理解度が深まり、学校の成績アップにつなげることができた。また、笹島先生との雑談や、会場のクラフトハウスばくを利用している大人たちとの会話で、異世代(特に年上の世代)との接し方を学ぶ機会ともなった。学校での様子や親との関係などを話す子もいて、笹島教室は子どもたちの息抜きの場、居場所の役割も果たしている。「英語が嫌い、苦手」という子もマンツーマンの勉強を続けることで、少しずつ苦手意識が減少し、視野が広がりつつある。

●「のぞみ塾 けいこ先生と作って遊ぼう~!!」
・紙コップや牛乳パックなど、身近にある材料を使って作るところから始め、できたもので遊ぶことで、ものを有効に活用し工夫次第で楽しく遊べることを体験できた。参加者は保育園年少さんから小学校低学年と比較的低年齢だったが、大人のちょっとした手助けで楽しんで作り上げることができた。

●「のぞみ塾特別企画」(現役社会人によるプレゼンテーション)
・あまり聞く機会のない、30代~40代の現役社会人の様々な経験談を聞くことができ、参加の小中高校生、社会人一年生にとっても今後のキャリアを考える上でも良い刺激となった。

●「のぞみ塾 ひとり親・シングル女性の仕事塾」
・仕事復帰を望むひとり親・シングルマザーの支援のための講座。仕事のスキルを学ぶだけでなく働く上での問題意識や視野が広がった。ひとり親だけでなく、広く女性支援として続けていきたい。

●「ひとりよりみんなで食べよう=土曜みな食」
・月一回だが多世代がともに食事をし、時には手作りにも挑戦することで、「食」に対しての意識が深まり、「居場所」としての安心感をベースとした交流ができた。