2020(令和2)年度(第22回)4.藪の傍

〇テーマ:

「竹林パークエリアづくりによる環境保全と地域住民の交流の場の開発」

〇実施内容:

活動竹林は、府の文化的景観・風致地区に選定のエリアにあります。景観が守られ、人の営みが現在も存続という厳しい条件をクリアせねばなりません。時代と共に生活用式が変化し、竹林所有者の高齢化や安価な輸入品に座を奪われ、耕作放棄による放置竹林化が顕著です。耕作放棄竹林のタケノコ畑への復活、生態学や林野庁マニュアルによる竹林整備、放置竹林の間伐竹を有効利用した景観の美化を行いました。竹の吊り屋根づくりは、多彩な人々が竹林に集う場としても機能しました。竹林の若返り=竹林の生態循環を考えた整備は美しい景観を取り戻しました。
【支援・助成の対象人数】
助成対象人数:京都建築専門学校8名×10回=80名 同志社大学総合政策学部9名×2回=18名
常連参加者12名×10回=120名 参加・見学者・市民=多数
【行動スケジュール】
「イベント1」
吊り大屋根の制作 放置竹林でモウソウチク間伐→屋根裏竹のマダケ間伐→寸法に玉切り→骨組み制作→テント張り→吊るし作業→お披露目
「イベント2」
イベント:講演会(講師・大和田順子 同志社大学総合政策 教授)
場所:京都府向日市「観光交流センターまちてらすMUKO」+「藪の傍物集女竹林」
回数:1回 参加人数 30人

〇事業の効果
    • 【事業効果】

 

    • ・活動が耕作放棄竹林のタケノコ畑への復活モデルができました。

 

    • ・生態学や林野庁マニュアルによる竹林整備、放置竹林の間伐竹を有効利用は景観の美化を促進しました。

 

    • ・多種多彩な人々が竹林に集う場として機能し始めました。

 

    • ・竹林の若返り=竹林の生態循環を考えた整備は美しい景観を取り戻す効果を実証しました。

 

    • 【実施前と実施後の比較】

 

    • ・景観→飛躍的に向上しました。

 

    • ・生態系→5年の経過の竹を伐り、新しい竹を残し、発生年の記載意識を共有できました。

 

    • ・地域づくり→多種多彩な人々・次世代・親子が竹林に足を向けるようになりました。

 

    • ・社会資本→価値を失った放置竹林が脚光を浴びるようになりました。

 

    • 【現状の問題・課題の変化・好転】

 

    • 「現状の問題」

 

    • 放置竹林→整備が促進→竹林景観の美化 竹吊り屋根に替わる→交流空間の創出

 

    • 「課題の変化」

 

    • 放置竹林整備の方策が実証され、新たな課題が「西ノ岡丘陵のランドスケープデザイン」に拡大した「好転」国交省「手づくり郷土賞」に選定され行政が関心を寄せるようになりました。

 

    •   大学院ゼミが4月から竹林活動への参加が決まりました。

 

    • (公財)さわやか福祉財団公募

 

    • 住民主体による地域共生事業の推進方策が優良賞受賞
〇掲載資料: