○テーマ
であい・まなび・つながりあい「壊れゆく森から、持続する森へ」上映・公演・トーク
○実施内容
新型コロナウィルス感染予防対策のため三密回避等が徹底され意思疎通が図り辛く、若者や高齢者が気軽に集まって楽しんだり学び合う場も少ない。さらに飛騨地域は大部分を山林が占めており、林業の問題は他の地域より深刻化している。そこで、ドキュメンタリー映画「壊れゆく森から持続する森へ」の放映及び講演会を開催し、参加者同士の交流と正しい現状認識と知識の取得の機会を作った。
○事業の効果
この映画および講演会・質疑応答を通して、解決の糸口につながる部分も見えてきたように思う。特に講演と質疑応答では、高山市と飛騨市での官民の取組や個人所有の山林について実際の相談とそれに対応する回答があり、持続可能な林業および山林の保全に対しての意識がより現実的な部分で高まったと考える。具体的には、親亡き後所有していた山をどうしたらいいか、など切実な質問もあり、林業から離れた所有者が今後ますます増えることが予想される中、大切な地域の財産である山林をどうするか、またどうしたら安全が守られるか、今後の課題も見えてきたように思う。多業種、多世代の方が参加され、参加者同士や参加者と講師の間で新たなつながりも生まれた。