2021(令和3)年度(第23回)8.深江菅田保存会

○活動団体概要

大阪市指定無形文化財で伝統工芸である菅細工を継承していくため昭和63年に発足された団体

○テーマ

伝統工芸(深江管細工)にかかる菅栽培事業

○実施内容

菅細工の材料となる菅の栽培を兵庫県丹派市青垣町に2アールの土地を借り受け行っているが、栽培するにあたり大量の水が必要となるが、水田の水路を使用することはできず、近くを流れている加古川まで汲みあげに行っている状況でした。この状況を打開するために、今般の助成金でエンジンポンプ一式を調達し、栽培を1年かけて行いました。

○事業の効果

丹波市青垣町栗住野の水利組合の水の供給は、4月上旬から9月中旬で稲作を対象としている為、9月~翌年3月までは水の供給が停止してしまいます。昨年は、小川の水も少なく車で15分ほど離れた加古川へ水を汲みに行く事態も発生しました。水不足を解消するために、助成金を使って、ポンプとタンクを購入し、菅田横にある小川の水を汲み上げて、水の供給を行いました。タンクを増設することにより土壌が枯れる前に現地協力者に依頼して、タンクの水を放出してもらい水の供給管理がうまく調節できるようになりました。ポンプ・タンクの購入は、菅の成長に大きく役立っており、うまく成長してくれることが期待されます。助成して頂きありがとうございました。

〇掲載資料: